ゴールデンウィークにイッキ見!メタバースを題材にした映画作品をご紹介!

「メタバース」という言葉は、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、その他のデジタル技術が融合したインタラクティブで没入型の仮想空間を指しますが、その語源は1992年にニール・スティーブンソンが発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』で登場した”造語”です。

『スノウ・クラッシュ』で初めて【アバターを通じてユーザーが互いに交流する仮想現実の世界】として「メタバース」という言葉が登場したのです。

メタバースってわかりづらい??

最近では、「メタバース」という言葉は広い解釈を持つため理解しにくい、とされることもありますが、元々の語源が小説の中の造語であるため、それも無理のないことかもしれません。

「メタバース」は発言者や聞き手によって異なる意味合いを持ち、「メタバース」と聞いて思い浮かべるイメージは人によって様々です。

これは、人々がこれまでに触れた「メタバース」関連の作品(小説や映画)によって、それぞれの「メタバース観」が形成されているためではないでしょうか。

例えば、メタバースと聞くと、「マトリックス」を見た人は、BMI(ブレインマシンインターフェイス)を連想するかもしれませんし、「レディ・プレイヤー1」ではVRゴーグル「サマーウォーズ」ではPCやモバイルでアクセスするメタバースを想像するかもしれません。

今回は、様々な解釈を持つメタバースを楽しみながら学べるメタバースを題材とした映画作品をご紹介します。見たことがない作品があれば是非、このゴールデンウィーク期間にご覧ください!

メタバースを題材とした映画作品

目次

「サマーウォーズ」 - PC/モバイルでアクセス

公開年:2009年
監督:細田守

あらすじ:
数学の天才である高校生、小磯健二が仮想世界「OZ」で起こる大規模な問題に巻き込まれるストーリー。

OZは、社会のあらゆるシステムと直接つながっているため、そこでのトラブルは現実世界にも甚大な影響を及ぼします。家族の絆と個々の勇気が試される中、健二と彼の仲間たちは危機を乗り越えるために奮闘します。

メタバースへのアクセス方法:
「サマーウォーズ」のメタバース「OZ」へはPCやモバイルデバイスを通じてアクセスしています。「OZ」のユーザーは個性的なアバターを使って様々なアクティビティに参加でき、現実の社会機能(役所での手続きや公共料金の支払いなど)も仮想空間内で完結しています。

現在では、ROBLOX、ZEPETO、ClusterのようにPCでもモバイルでもアクセスできるメタバースプラットフォームも登場しており、「サマーウォーズ」の世界観が現実のものとなりつつあります。

「フリー・ガイ」-PCでアクセス

公開年: 2021年
監督: ショーン・レヴィ

あらすじ:
この映画の主人公、ガイは、オープンワールド型のオンラインゲーム「フリー・シティ」の中で、背景キャラクター(NPC)として生活しています。

彼の日常は、プログラムされた限られたルーティーンの繰り返しで成り立っていました。しかし、ある日突然、ガイは自分も含めて周囲がビデオゲームで構成されていることに気づきます。これによってガイは自己意識を持つようになり、自分自身とゲームの世界を変える旅を始めます。

メタバースへのアクセス方法:
映画『フリー・ガイ』におけるメタバースであるオンラインゲーム「フリー・シティ」へのアクセスは、通常のオンラインゲームと同様に、PCやゲーム機を通じてプレイヤーはアクセスすることができます。

プレイヤーは仮想現実ヘッドセットやゲームコントローラを使用してゲーム世界に入り、様々なキャラクターと交流しながら活動します。オンラインゲーム「フリー・シティ」のようなプラットフォームは、FORTNITE、ROBLOXなどの人気メタバースですでに実現していますよね。

「レディ・プレイヤー1」 - VRゴーグルとボディースーツ

公開:2018年
監督:スティーブン・スピルバーグ

あらすじ:
2045年の未来を舞台に、人々は荒廃した現実から逃れるために広大なVR空間「OASIS」に没入しています。

主人公ウェイド・ワッツは、この「OASIS」の隠されたイースターエッグを見つけることで巨大な遺産を手に入れるチャンスを得ます。そしてこの探求がただのゲームではなく、現実と仮想の境界を超えた戦いへと発展していきます。

メタバースへのアクセス方法:
「レディ・プレイヤー1」では、VRゴーグルとボディースーツを使用してVR空間「OASIS」にアクセスします。「OASIS」でユーザーは五感をフルに活用したVR体験を楽しめる、という設定です。

VR空間「OASIS」内でゲーム、パーティ、創作活動を楽しむだけでなく、恋愛や仕事までバーチャル空間の中で完結しており、「OASIS」はVRメタバースの理想系を描いています。

現在のVR技術も日々進化しており、全身を使ったVR体験も可能になりつつありますが、「OASIS」が実現するのはもう少し先の未来になりそうですね。

「竜とそばかすの姫」 - ワイヤレスイヤホンを使ったBMI

公開年:2021年
監督:細田守

あらすじ:
「竜とそばかすの姫」は、メタバース「U」を舞台に、一人の女子高生が自己発見と成長を遂げる物語を展開します。彼女はワイヤレスイヤホンというデバイスを使用して「U」にアクセスし、現実ではあり得ないもう一つの人生を体験します。

この映画では、メタバースが如何にして個人のアイデンティティや社会との関わりを変え得るかを巧みに描いています。

メタバースへのアクセス方法:
「竜とそばかすの姫」では、ワイヤレスイヤホンを通じてブレインマシンインタフェース(BMI)を利用し、メタバース「U」にアクセスします。

ブレインマシンインタフェース(BMI)は、脳とコンピューターや機械を直接つなぐ技術で、最近だと、イーロン・マスク氏が創業したNeuralink社がこの分野では注目を集めていますよね。

現在の科学では初期段階にありますが、近い将来に思考だけでデジタル環境を操作できる、「竜とそばかすの姫」に登場するメタバース「U」のようなプラットフォームも実現するかもしれません。

「マトリックス」 - 脳に直接接続するBMI

公開年: 1999年
監督: ラナ・ウォシャウスキー/リリー・ウォシャウスキー

あらすじ:
コンピュータープログラマーであるトーマス・アンダーソンは、日常に違和感を覚えていました。

彼はネオというハッカー名で活動しており、ある日、謎の女性トリニティと出会います。彼女を通じてモーフィアスという革命家に引き合わされたネオは、現実世界が実は高度に発達した人工知能によって作られた仮想現実「マトリックス」であることを知ります。

真実を知ったネオは、人類を仮想現実から解放するための戦いに身を投じます。

メタバースへのアクセス方法:
映画内でのメタバース「マトリックス」へのアクセスは、特殊なソフトウェアとハードウェアを通じて行われます。

キャラクターは、首筋に挿入される特殊なコネクタを使用して仮想世界に「ログイン」します。このプロセスでは、現実世界の物理的な体を離れ、意識だけがメタバース内で活動する形となります。

この技術が実現したら素晴らしい!と思う反面、首からぶっといコネクタを刺すアクセス方法は痛そうなので遠慮したいですね。。

「トロン・レガシー」 - 人体のデジタル化

公開年:2010年
監督:ジョセフ・コシンスキー

あらすじ:
「トロン レガシー」は1982年の映画「トロン」の続編で、失踪した父親と伝説のビデオゲームデザイナー、ケヴィン・フリンを探すサム・フリンの冒険を描いています。

サムは偶然、父が作ったデジタル世界「グリッド」に入り込み、そこで父と再会し、独裁的なプログラム「クルー」との戦いに巻き込まれます。本作は、ビジュアルエフェクトが非常に洗練されており、デジタル世界の圧倒的なビジュアルとアクションシーンが注目を集めました。

メタバースへのアクセス方法:
「トロン レガシー」では、主人公サムがコンピュータのデジタル世界に「デジタル化」されてアクセスします。

現実世界のハードウェアを通じて意識がデジタル環境に移行するこの方法は、現在の技術では実現不可能です。

しかし、仮想現実(VR)技術を利用したデジタル世界への没入体験は進化しており、将来的にはより深いレベルで「デジタル化」の擬似体験が可能になるかもしれません。

番外編:メタバースを題材としたアニメ・特撮作品

以下で紹介する作品は映画ではありませんが、日本のアニメや特撮ジャンルでは、メタバース(デジタル世界)を舞台とした作品が数多く存在します。

今回はその中でも、特に影響力が大きく、ファンに愛され続けている代表的なシリーズをいくつかご紹介します。

アニメ:デジモンアドベンチャー

公開年: 最初のシリーズである『デジモンアドベンチャー』は1999年に放送開始されました。
監督: 最初のシリーズの監督はかこさとしです。

あらすじ:
『デジモンアドベンチャー』では、夏休み中にキャンプに参加していた7人の子供たちが突如、謎のデジタルデバイス(デジヴァイス)の導きによって異世界「デジタルワールド」に転送されます。

彼らはそこでデジモンと呼ばれる生き物たちと出会い、各自のパートナーデジモンと絆を深めながら、デジタルワールドを脅かす様々な敵と戦い、デジタルワールドと現実世界の平和を守るための冒険を繰り広げます。

メタバースへのアクセス方法:
デジタルワールドへのアクセスは、デジヴァイスによって開かれるポータルからアクセスします。子供たちはこのデバイス(デジヴァイス)を介してデジタルワールドへと転送されます。

デジタルワールドに意識だけでなく体ごと転送される、という点は映画「トロン レガシー」と同様のアクセス方法ですね。

続編情報:
『デジモンアドベンチャー』は大きな人気を博したため、数多くの続編やスピンオフが制作されました。主要な続編には『デジモンアドベンチャー02』(2000年)、『デジモンテイマーズ』(2001年)、『デジモンフロンティア』(2002年)などがあります。また、2020年には『デジモンアドベンチャー:』として原作のリブート版が制作されました。

アニメ:ロックマンエグゼ

公開年: 2002年
監督: 橋本みつお

あらすじ:
主人公の光熱斗(ひかりねっと)は、愛用のネットナビ「ロックマン」とウイルスやサイバー犯罪者からネットワーク(電脳世界)と現実世界を守るために奮闘します。

物語を通して、ネットワーク内の友情、競争、そして成長を描いています。

メタバースへのアクセス方法:
『ロックマンエグゼ』のメタバースである電脳世界へのアクセスは、パーソナルターミナル(PET)を通じて行われます。このデバイスは、ネットナビ(ネットワークナビゲーションシステム)を操作するためのツールであり、ユーザーはこのデバイスを使用して仮想空間に入り、ネットナビを介して様々なオンライン活動を行うことができます。

『ロックマンエグゼ』で描かれる「ネットナビ」は、自我を持つサポートAIのような存在です。最近では、AIオペレーター(NPC)を導入したメタバースも登場しており、いつの日か「ネットナビ」のようなサポートAIを提供するメタバースも実現するかもしれませんね!

続編情報:
アニメ『ロックマンエグゼ』は複数のシーズンで構成されており、GBA(ゲームボーイアドバンス)でも多くのゲームタイトルがリリースされています。

続編には『ロックマンエグゼ アクセス』(2003年)、『ロックマンエグゼ ストリーム』(2004年)、『ロックマンエグゼ ビースト』(2005年)、さらに『ロックマンエグゼ ビースト+』(2006年)があり、各シーズンで新たなキャラクターや技術が紹介され、ストーリーが深まっていきます。また、これらのアニメはゲームシリーズと密接にリンクしていることも大きな魅力となっています。

特撮テレビシリーズ『電光超人グリッドマン』

公開年: 1993年
監督: 東條昭平

あらすじ:
魔王カーンデジファーという異次元から来た犯罪者によって生成される怪獣は現実世界を破壊するためにコンピューター世界へ送られます。

主人公の直人たちがカーンデジファーが引き起こす混乱に巻き込まれたことをきっかけに、PCで作成していたCGキャラクター、グリッドマンにハイパーエージェントが宿ります。

直人はグリッドマンと合体し、世界を守る戦いに挑むことを決意します。

メタバースへのアクセス方法:
『グリッドマン』のメタバースである電脳世界へのアクセスは、直人が所有する特殊なコンピューターを介して行われます。このコンピューターは、通常のデバイスとは異なり、電脳世界への直接的なリンクを持ち、グリッドマンとのシンクロを可能にする重要な役割を果たします。

基本的に『グリッドマン』に登場する電脳世界は戦うだけの場所なので、この世界観をメタバースと呼称して良いものか悩みましたが、個人的な好みから紹介に含めさせていただきましたm(_ _)m

続編情報:
『電光超人グリッドマン』の直接的な続編は製作されていませんが、2018年には『SSSS.GRIDMAN』というアニメ化プロジェクトが放送されました。この作品はオリジナルの特撮シリーズをリスペクトしつつ、新しいキャラクターとストーリーで、現代のアニメファンに向けた作品となっています。

今回紹介した映画作品では、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、ブレインマシンインタフェース(BMI)、さらにはアバターの遠隔操作から人体のデジタル化まで、メタバースへのアクセス方法を多角的に描いています。

どの作品でも公開された当初は、作品内の「メタバース」が実現するなんて予想もできなかったでしょう。しかし、技術の発展とともにそれらは現実のものへと変わりつつあります。

メタバースを深く理解するためには、技術的な背景を理解することも重要ですが、想像力を膨らませることも重要ではないでしょうか。

そういった意味では、メタバースをテーマとした作品(小説や映画)に触れることで、メタバースの技術進化や社会に与える影響を理解し、未来のデジタル社会のあり方への洞察を一歩深めることができるかもしれません。

さあ、ポップコーンとコーラの準備して、ゴールデンウィーク中に気になる作品をイッキ見しちゃいましょう!

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